仕事でAndroidが必要になって色々物色してみる。中国では異常に高いスペックなのにこんな価格でいいのって思うような端末から、Essential Phoneのようにハイセンスなデザインの端末まで色とりどりだ。
今回は最新のAndroidを使う必要があったのでピュアAndroidで探してみた。
ピュアAndroidの選択肢は多く無い。ハイエンドなPixel、少し前のNexus5X, 6P。元GoogleのEssential Phone。後はモトローラの一部と言ったところ。
物色中にシャオミーがピュアAndroid、小米5Xの海外版を発売したと言うので香港から取り寄せてみた。
因みに香港での販売価格は1799香港ドル(2017年10月のレートで約26000円)だ。
スペックはどんな感じ?
この価格帯では最高クラスのスペックだ。
シャオミーでもA1のベースである小米5Xはフラッグシップモデルでは無いものの、红米のような廉価モデルではない。
画面の大きさ(5.5in)と4GBのメモリからゲームや動画鑑賞用に使っている中国人も多い。
メインの売りはデュアルカメラ。解像度だけならiPhone7Plusと同じスペック。1200万画素×2でこの価格帯でこのレベルのカメラを搭載しているスマホ(中国外)は見た事がない。
細かいスペックは公式ホームページを参照。
参照Mi A1
A1の周波数帯は?
現在このA1は世界13ヶ国で販売されている様子。国によって対応させている周波数が違うようだが、台湾版と香港版の周波数はほとんど変わらない。
香港版の対応周波数はこんな感じ。
中国では、电信の2,3G以外、电信4G,联通2,3,4G, 移动2,3,4Gに対応している。残念ながら电信の通話は3G回線対応なので、电信のSIMカードはインターネット通信のみ使用可能だ。
ダブルSIMカード対応で、カードが二枚使えるので電話は联通か移动,ネットは电信と言う使い方で使用している。
ただし、中国で使う場合は全てがGoogle経由なので設定から何まで全てVPNが必須だ。
関連【VPN】結局どこがいいの?中国滞在者がおすすめのVPNを1つ紹介する
日本ではどうだろう?
電波帯を確認する限りドコモ系のSIMカードは使えそうだ。
参考までに、ドコモの対応バンド幅はこんな感じ。
LTE(FDD-LTE)
- Band1, 3, 19, 21, 28
3G (W-CDMA)
- Band1, 6, 9, 19
実際に使ってみて
Xiaomi A1のパッケージ。
アップルをフィーチャーした装い。
オールアルミボディで、デザインもiPhone6をリスペクトしている感じ。程よい重量感があって安っぽい感じはしない。
個人的に気に入った点は3つ。
1. ディスプレイ
現在筆者はiPhoneSEを愛用しているが、ディスプレイを比べると明らかに鮮明で明るい。解像度は1920 x 1080で、403 PPIとiPhone6, 7Plusと同じ位だが画面の大きさと、鮮明度で動画鑑賞で不満を感じた事はない。明るさは450nitとiPhone6と比べて少し劣るくらいだ。
2. 指紋認証
第2世代のAppleのTouch IDと比べても正直Androidの方が早く精度が高い。軽く触れただけでロックが解除される。ロック解除ボタンが裏側にあるので好みが別れる所だが、外で良く使う人には裏側の方が便利。
3. 電池がデカイ
電池の容量が3080Ahとそこそこの大きさ。红米は電池容量が大きいが、メインモデルのシャオミー5S,5C,6は電池の持ちが問題になっている。周りの友人も1日持たないとぼやいているくらいだ。しかし、このA1(小米5Xベース)は動画鑑賞やゲーム使用を考慮に入れているので朝から夜まで結構ハードの使ってもノープロブレム。
それと電池が大きい割には薄く作り込まれているので凄く大きいと感じた事はない。
ちょっとね
この値段でこのスペックは申し分ないのでスペック上で不満となる点はほとんどない。強いて言えば2つ。
- 背面カメラがiPhone6並みに飛び出している
- 电信(ChinaTelecom)の2,3Gに対応していない
こんな感じでしょうか。
カメラの突起具合はこれくらい。
中国から買いたい人はタオバオで代购(代理購入)すればそこそこ安く購入可能。
日本に住んでいる人は、GearBestからの購入が最安。
参照XIAOMI Mi A1 4G Phablet Global Version
Xiaomi A1はAndoroid7.1がデフォルトで搭載されていて、Android8.0にも対応するとの事。コスパの高いピュアAndroidを探している人にオススメ。