Macを使っていてWindowsを羨ましく思う唯一のポイントがキーボードだ。Windowsに比べて何故こんなにも選択肢が乏しいのか。
使いやすいMac用のキーボードを求めて日本だけでなく中国の市場も調査してみた。
5つのメーカーが販売しているMac用もしくはMac兼用メカニカルキーボードを紹介しよう。
Matias Tactile Pro keyboard JP for Mac
歴史あるカナダのメーカー。過去のMac用のメカニカルキーボードを復刻している。
ALPS互換のキースイッチを採用。クリック感はチェリーの茶軸より軽いというレビューを見かける。Mac用メカニカルキーボードにおいては一番ラインナップが多く、JIS配列のキーボードも製造している。
US配列で問題なあればコンパクトキーボードの選択肢もある。
ラインナップは以下の通り。
静音タイプ
[amazonjs asin=”B009ZRR92G” locale=”JP” title=”Matias Quiet Pro Keyboard for PC 静音キーボード 世界で一番静かなキーボード USレイアウト ブラック FK302QPC”]Bluetooth無線モデル
[amazonjs asin=”B00M32NEJ2″ locale=”JP” title=”Matias Laptop Pro Keyboard for Mac 静音小型Bluetoothキーボード シルバー/ブラック USレイアウト FK303QBT”]特殊キーボード
[amazonjs asin=”B014JROPBE” locale=”JP” title=”Matias Ergo Pro for Mac 英語配列 分離型エルゴノミクスキーボード Mac用 Matiasオリジナル静音クリックスイッチ採用 FK403Q”]
PFU Happy Hacking Keyboard Lite2 for Mac
PFUのHappy Hacking Keyboard Lite2 for Mac。JIS配列とUS配列から選べる。
コンパクトでキー配列も慣れれば悪くない。ただし、いわゆるメカニカルキーボードとはタッチ感は違うことと、ドライバーのインストールが必須。
中国でMacを使っている技術者はこれを使っている人が多い。
[amazonjs asin=”B000F8OECM” locale=”JP” title=”PFU Happy Hacking Keyboard Professional2 墨/無刻印 英語配列 USBキーボード 静電容量無接点 UNIX配列 WINDOWS/MAC両対応 ブラック PD-KB400BN”]中国だとみんなの憧れは東プレではなくHHKB。特にサーバー系技術者に使用者が多い。
僕個人の意見を言えば方向キー無しは使いにくい。ひたすらコーディングする人、Linuxメインで使用している人なんかにはオススメ出来る。
余談だが、こういうアプリを使えば東プレもほぼ完全にMac配列に換装出来るとのこと。
参考WinKPro
[amazonjs asin=”B001LK9E7S” locale=”JP” title=”東プレ キーボード Realforce91UDK-G テンキーレス日本語配列カナなし USB 静電容量無接点方式 DIPスイッチ機能付 昇華印刷墨モデル ALL45g荷重 別色ASDWキー付属 ブラック NG02B0″]ikbc Porker
台湾のVortexGearの子会社。2008年からメカニカルキーボードを製造している。何故日本でメジャーじゃないのか不思議だ。
関連ikbc
中国だとコスパとデザイン、拡張性の高さからメカニカルキーボードのジャンルではかなりメジャーなメーカー。
チェリー軸を採用していて使用感はFilcoとなんら変わりない。
テクノ感溢れるバックライトも興味深い。
キースイッチの数が、フルキーボード, 104, 87, 61(Pokerシリーズ)と選択可能。
Macに対応しているのは頭文字がGから始まるモデルで、キーボード裏のスイッチだけでMacに対応可能。87-104はファンクションキーF1-12をMac用のショートカット(純正と同じ配列)に変更出来るとのこと。
日本で買えるラインナップはこんな感じ。
[amazonjs asin=”B06XFXZK7R” locale=”JP” title=”ikbc 独Cherry軸採用 New Poker2 61キー メカニカルキーボード USB接続 日本語入力対応 (ホワイト, 赤軸)”] [amazonjs asin=”B01N8PT4PU” locale=”JP” title=”ikbc RGB LED 独Cherry軸採用 112フルキー メカニカルキーボード USB接続 Nキーロールオーバー対応 ゲーミング対応 日本語配列(カナ印字無) ホワイト (茶軸)”] [amazonjs asin=”B01MTL5PFP” locale=”JP” title=”ikbc RGB LED 独Cherry軸採用 112フルキー メカニカルキーボード USB接続 Nキーロールオーバー対応 ゲーミング対応 日本語配列(カナ印字無) ブラック (赤軸)”]US配列のコンパクトキーボードでは一番のオススメだ。
FelicoやHHKBもコンパクトキーボードを出しているが、Felicoはスペースキーが小さく左右にFnキーが追加されていたり、HHKB Lite2は完全なメカニルではないので使い心地が良いとは言えない。
この点、ikbcのポーカーのキー配列は自然だし、右下のシフトキー周りを方向キーに変更して使用する事も可能だ。
Plum NiZ コンパクトキーボード
PlumもしくはNiZという名前でメカニカルキーボードを製造している中国メーカー。主にゲーミングキーボードを製造しているので耐久性には自信があるとのこと。
キーキャップ数は、108, 87, 84, 75。
日本で買えるPlumキーボードは二種類の模様。
[amazonjs asin=”B01MY7X2YX” locale=”JP” title=”NiZ 静電容量無接点方式 35g荷重 コンパクト プログラマブル 84ボンド英語配列 PBT キーキャップ 多機能 キーボード ミニ USB 接続 EC84S”] [amazonjs asin=”B01M7YT00M” locale=”JP” title=”NiZ 静電容量無接点方式 35g荷重 コンパクト プログラマブル 87ボンド英語配列 PBT キーキャップ 多機能 キーボード ミニ USB 接続”]このメーカーの面白いポイントは東プレの最高峰キーボードRealforceと同じ静電容量無接点を採用しており、キーキャップの荷重を35g-45gから選択して自分でカスタム可能という点だ。
中国だとRealforceの半分くらいの値段で買える。
キーキャップの作りは雑だが、使用感は東プレ並みの使いやすさ、多くのゲームカフェで試された耐久性で高評価を受けている。
Plum専門店の店主いわくWin版のソフトでキーボード配列を調整すれば完全にMac配列に対応出来るとのこと。
僕のオススメはキーキャップが75個のこのモデル。
コンパクトキーボードながらファンクションキーを完備している。
日本のAmazonで見当たらなかったのだが、このコンパクトキーボードのBluetooth4.0のモデルが存在する。
静電容量無接点で尚且つBluetooth接続可能なキーボードはこのメーカーだけだろう。
ちなみにFilcoのMinilaはBluetooth3.0対応。このNiZのキーボードは4.0対応。
遅延は皆無で凄く快適だというこんなレビューも。
タオバオに詳しければ、ここのショップがオススメ。ここの店主と何度か会話した事がある。
タオバオ上海酷蕾专业电竞外设
GH60ベースのカスタムキーボード
オープンソースのキーボードカスタマイズプログラムをベースに作製されたキーボード。
関連GH60
中国では幾つかの店舗がこのソフトウェアをベースにカスタムキーボードを販売している。
GH60は簡単にキーボード配列を変更出来るし、基盤ををイジった事がある人なら簡単にキーボードの軸とLEDライトを変更可能だ。
僕のオススメはこのショップ。
タオバオKDBfans
英語&海外発送対応。僕も最近オーダーしてMac用にカスタムして使用中。
キーボード軸も、Gateron, チェリー, RAZERの緑軸から選択可能。LEDバックライトは13色から選択出来るし、細かいカスタムも対応してくれる。例えばリターンキー等小指周りは青軸、その他は黒軸とか。
まとめ
- アプリのダウンロードも設定もしたくないけど、メカニカルキーボードが使いたいという人はMatiasのキーボード一択
- JIS配列のコンパクトキーボードが欲しい人はHHKB Lite2
- 最高級キーボードを使いたければ、WinKProを使って東プレRealforce
- US配列のコンパクトキーボードであればIKBCのPoker
僕はGH60のカスタムキーボードで落ち着いている。調子はすこぶる好調だ。