中国でどうやって家を借りればいいの?賃貸物件の賢い選び方

Meditations / Pixabay

異国の地で家を借りるのは一苦労だ。国が違えばルールやマナーも変わってくる。少し気合いを入れて中国で家を借りる時のポイントをまとめて見た。

中国の賃貸事情

日本との違いは?保証人・収入証明・勤務先などの証明が必要。
中国は基本的にパスポートとお金があれば借りられる
不動産屋を通すか、通さないかで料金が違うが基本的にはどこの都市も下記の通り。

  • 仲介手数料→家賃1ヶ月分
  • 「押金」と呼ばれる保証金→家賃1ヶ月
  • 家賃→3〜6ヶ月分の家賃

仲介手数料

基本的に大手の仲介業者は1ヶ月の家賃を手数料として請求してくる。大手でなければ家を探す際に事前交渉可能な場合もある。

「押金」(保証金)

いわゆる敷金に該当する。
契約違反が無ければ退去時に返却されるが、こんな場合に保証金は戻ってこない。

  • 1年契約したのに半年で退去(半年分の家賃の返却はあるが、保証金は戻ってこない)
  • 物件内の器物を破損・廃棄した場合
  • 大家が守銭奴な場合

家賃

家賃の支払いは前払いだ。
大家によるが、契約は1年で、家賃の支払いは3ヶ月分から支払い可能。ただし何ヶ月分払うかは大家の条件によって変わってくる。

家賃以外の毎月の支払いは?

地域によって電気・ガス・管理費が別途かかってくる。
家賃に管理費が含まれる地域もあるようだ。管理費は結構馬鹿にならないので契約時に確認して欲しい。

管理費の計算はこういった具合。
賃貸住宅の面積×管理基準額=管理費
Ex. 管理費が3元、住宅面積が90㎡とすると、270元が毎月の管理費になる。

契約方法は?

不動産業者を通すか、通さないかで大きく様子が変わってくる。

中国経験が浅い人は不動産業者を通した方が安心

仲介業者が法的な契約書と資料を全て準備してくれるし、大家が違反を行った場合対応してくれる。契約者は基本的にパスポートとお金があれば契約可能だ。

不動産業者を通さない場合

利点は仲介手数料不要。
契約書を相手が準備してくれるが、法的に効力があるか、文面が正しいか理解できる知識と中国語力が求められる。
また突然出ていってくれ、保証金を返す返さないと言ったトラブルが生じた際の保証がない。
因みに物件の探し方だが、マンションの警備に聞くと紹介してくれたりもする。

値段交渉は可能?

値段交渉は積極的にしてみると良いだろう。
僕は基本的に2つの方法で値段交渉をしてる。今まで3度家を借りてるが、全て下記の交渉で家賃を下げてもらった。

1. 外国人で部屋を綺麗に使うから安くして

大家は綺麗に使ってくれる人を好む。各国共通ですね。
全体的に言えば日本人は中国人と比べるとかなり清潔でモノの扱いも丁寧。それを売りにして交渉出来る。

2. 一度に数ヶ月分払えるから安くして

最初に半年で聞いてみて駄目なら1年で聞いてみる。
ケチな大家でも100元くらいは下げてくれることも多い。
Ex. 1年分払うから家賃を300元安くしてくれ。

物件選びのポイント

これは地域によって違うので一概に言えないが、老小区と呼ばれている古い団地はオススメしない。スーパーローカルな生活を楽しみたい勇者は別だが。

  • 衛生状態が悪い(ネズミ、ゴキブリは当たり前)
  • 防音性が低い
  • 安全ではない(空き巣被害に合いやすい)

因みに僕の友人は引っ越し当日に日本人が引っ越してきたと噂になって、引っ越してきた次の日の夜に空き巣にあった。

基本的に賃貸物件は2+3種類に分類可能

中国だと賃貸マンションは基本的に家具付きがメインだ。物件を大きく二つに分けてみよう。

  1. 賃貸用物件
  2. 大家が自分で住む為に入手した物件

日本だと聞き慣れない分類だが、中国だと賃貸専用と私用物件の質は大分違う
賃貸用物件は貸す為に内装を整えているのコストダウン重視で工事が行われているので、インストールされている家具や細かい内装部分の質が低い。
大家が自分で住む為に購入した物件は総じて質が高い。但し比率的に物件数は賃貸用に比べると少ない。

内装は大きく分けると3種類ある。(清水房と呼ばれる無内装もあるが、居住をメインに紹介してるので省略)

  1. 精装(高級な内装)
  2. 简装(簡単な内装)
  3. 空房(家具・家電無し)

用途に合わせて選択して欲しい。正直中国でセンスのいい部屋を見つけるのはなかなか難しい。空房を借りて自分で家具家電を揃えるという選択肢もアリだ。

物件のどこをチェック?

僕が家を借りる時に注意している7つのポイントを紹介しよう。
経験上妥協点は必ず出てくるが水回りを妥協すると後が大変だ。

1. 相場をチェック

知識として借りたいマンションの賃貸料の相場を知っておくと価格交渉の助けになる。

2. 交通

バス、地下鉄は付近のどこにあるか要確認。バス停の位置等は細かく聞いた方がいい。仲介業者は近くにあると言いながらも、実は凄く遠くに設置されている事もザラ。

3. 出入り口の警備

基本的にICカードもしくはICチップが埋め込まれたキーホルダーを使用してマンション内へ入る。カードを所有してない人でも警備が簡単に通しているか否かでそのマンションの警備のレベルが確認可能。

4. 家具・家電の状態

家具の破損の有無、家電は動くか否か契約前に自分で要チェック。
特にエアコンは冷暖房ともに動作確認してみよう。夏になってガス切れだったみたいな事もある。
契約時に修理してもらえるか、修理費は全て大家が負担してくれるか必ず確認して欲しい。

5. 水回り・トイレ

水回りは念を押して要確認
今まで中国にいて水回りトラブルが一番多い。
確認方法として、全ての水道のある蛇口で水を数十秒流してみる。洗面台、流し台下の水漏れの有無を細かく確認。パイプの継ぎ目もおかしい所がないか確認。
トイレと地面の継ぎ目の確認も忘れない。

6. 壁の状態

壁にカビが生えていないか、ポロポロ表面が崩れていないかを確認。
壁内の防水処理が悪いと壁表面がボロボロ崩れてくる。そこからカビが生えてきたり、崩れてくる。見た目も衛生的にも良くないので要確認。

7. 大家はどんな人?

大家がどんな人かは非常に重要だ。
要求が多い大家、値下げ交渉を理由もなく断固拒否してくる大家には要注意。
借りたマンションに不備が生じた時の対処、契約更新、保証金の返却に大きく関係してくる。

小生より一言

基本的に中国では確認しなかった方が悪いという世の中
自分で自分の権益を守る術を身に着けなくていはいけない。その点で記録をしっかり付けるよう心がけて欲しい

僕は契約時に破損している箇所や、壊れそうな場所は全てスマホでカシャっと写真に収めている。それと、現金でのやり取りは極力避ける。Alipayや銀行などで振り込んで記録が残るようにしている。電話での口約束も要注意だ。全て録音しているなら別だが、文章で記録出来るようにWeChatなどを利用して欲しい。
僕は大家に騙され退去時に保証金と修理費を返却して貰えなかった経験がある。

国が変わればルールも違う。突っ込みたくなるトコロも満載だが、僕は中国を知るいい機会だと思ってエンジョイしている。

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