Evernoteはいつから使ってるのだろうか。2011年頃から使い続けて今に至る。
格安3年パックを購入したので未だに1年以上使用期間が残っているのだが、iOSアプリのUI変更&バグが多発しているおかげで使いづらくなった。
人によっては台数の制限、サービス料金の値上がりが大きなネックになっている人もいるだろう。検索メインで使ってる人に取っては重症って程ではないが、前に進んでいる感じはしない。むしろ一歩下がった感がある。経営上の問題が大きく響いているんだろう。
小さな事でも毎日使うアプリだから「あの頃はよかった」なんて気持ちを持ちながら使うのもしんどいので、浮気心にEvernoteを卒業しようと画策してみた。
移行条件と代替えアプリ
僕のEvernote卒業後の就職先アプリの条件はこんな感じ。
- Webクリップ
- 様々なデータをアップロード出来る
- 検索機能
- 共有
- メモ出来る
- アウトライン表示が出来る – Workflowyを保管出来る
色々物色してみたが、やはりEvernoteの代替えになるアプリは存在しない。一応検討してみたアプリはこんな感じだ。
- Onenote
- メモ(Mac)
- Simplenote
- Google Keep
- Scrapbox
それぞれサービスの方向性が違うから代替えはそもそも不可能だ。完全に代替えするには幾つかアプリを使い分けないと実現は難しい。強いて言えば、十徳ナイフ系アプリのOnenoteとメモ(Apple純正)はEvernoteに近い。
OneNoteとAppleメモアプリ
全てApple製品を使っていればAppleのメモアプリでかなりの事が出来る。
データファイルもアップロード出来るし、PDFに書き込みも出来る。わりと軽い方だし、インターフェイスもシンプルだ。更にiPad ProとApplePencilを併用している場合、他のアプリよりアドバンテージがあるかもしれない。しかし、ほとんどの面でEvernoteのグレードダウン感は否めない。
OneNoteはどうだろう。機能面だけで比べると本当に遜色がない。ウェブクリップも出来るし、重要なリンク機能も豊富。そして台数無制限もない。
しかし僕はEvernoteの方が好きだ。検索機能とタグを重要視していたり、数年に渡って使い込んできたのでよくEvernoteをよく知っている、という感覚的な理由も挙げられる。後は至極個人的な好みだが、紫より緑の方が好き。
マイクロソフトの設計概念に抵抗がなく、台数無制限が嫌で課金したくない人はOnenoteでいいかもしれない。
最大の壁
少し冷静になって考えた結果、複数アプリを使うにしても、OneNoteやメモに移行するにしても、最大の難関は「移行の手間」だ。
後述するが、今はEvernoteにひたすら詰め込んでるので結構な重さになっている。これが最大の理由となって僕はEvernoteからの卒業を諦めた。
現在のEvernoteの役割
前述のWorkflowyとEvernoteの使い分けでも触れたが、現在僕のEvernoteの用途はノートではなく検索に強い「ストレージ」として使っている。タスク管理やプロジェクト管理では一切使っていない。タスクやプロジェクトはWorkflowy一本だ。
関連どうやってWorkflowyとEvernoteを使い分ければいいの?
正直に言えば「ストレージ」だけの目的として使うのであれば現在の料金体系は高い。
プレミアムプランが月額 最大アップロード 10GB / 600円。
Workflowyも有料版を使っているのでEvernoteの会員ポイントが切れたらかなりの痛手だ。
料金と連携をキーワードにクラウドサービスを探してみたけど、手頃な価格で色んな端末やアプリに連携しているクラウドストレージはあまり見当たらない。強いて言えばGoogle Driveくらい。プライバシー保護の問題とクセが強いのが気になるが。
ストレージとして使う
僕はEvernoteを使う時にいわゆるフォルダ管理はしていない。数個のノートブックにタグを付けて保存していくだけ。なので、基本的に資料を参照する時は検索をベースとして使っている。この点でEvernoteと相性がいい。
Evernoteの強みの1つは検索機能にある。Evernoteの検索はPDFやオフィスファイルの中身まで検索出来るし速度も早く強力だ。とりわけ、iOSとの相性は抜群。
純正アプリは退化したポイントがいくつかあるが、 iOSのスポットライト検索を使えば一瞬で探しているノートを検索出来る。このスポットライト検索が卒業を留まらせてくれた理由の1つだ。OneNoteでも同じ事が出来るんですけど。
この本はEvernoteで出来る事の大部分を網羅している。結構古い本だがEvernote自体はあんまり変わってない気がする。参考までに。
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まとめ
とまぁ、まとまりもなくEvernoteを卒業できなかった経緯を説明したが理由をまとめるとこんな感じ。
- 移行が大変
- パーフェクトに近い代替えアプリはOneNote以外存在しない
- Evernoteを卒業すると複数アプリを使用しなくてはいけない(Onenote以外だと)
- 強い検索機能が搭載されている
- まだ1年以上会員ポイントが残っている
- 紫より緑の方が好き
会員ポイントが無くなったらまた卒業したい衝動にかられるかもしれない。Evernoteから通常のクラウドストレージの移行は大変そうだけど。