何時まで続くかわからないこの隔離処置。北京は3週間その他地域では2週間のホテル+自宅7日と長期間に渡って隔離されてるよう。この隔離生活で精神を病んだ人もそこそこいるそうで。
事前準備は本当に大切。一回目で結構しくじった経験から身をもって学んだ。そんな訳で三回目の隔離期間中にキーボードを叩きながら、僕が中国での隔離生活を快適に過ごす上で役に立ったモノを紹介します。
1. VPNサービス
インターネットが繋がらないと精神衛生を保つのが難しい。友人や家族とも連絡が取れないし、気晴らしのNetflixやパラビなんかも見ることが出来ない。確実に繋がるVPNサービスは必須。僕は断然UCSSをお勧めしたい。ネット環境の悪いホテルでも安定した速度で通信が可能だ。ちなみに下記で紹介しているルーターとUCSSを使えばPS5も遊べる。
2. Wi-Fiルーター
ホテルのレベルによるが、ルーターを変えるだけで快適性が大幅にアップするケースが多い。僕の今いるホテルはルーターを変えただけで最高30Mbps程度だった速度が100Mbpsまで上がった。ただしホテルによっては有線が使えない場合がある。お勧めはGL-iNetのMT1300。サイズも小振りながら必要十分の性能。
ホテルのWi-Fiが調子悪い場合も少なくない。お勧めの方法はAndroid11以上の端末でイーサーネットテザリングをしてWi-Fiルータと繋ぐ方法だ。5Gで契約していればかなり快適に利用出来る。
3. HDMIケーブル・変換コネクター
隔離ホテルにはほぼ確実にテレビは備え付けられている。大画面で映画やドラマを見たい、ゲームをしたい人はHDMIケーブルと変換コネクターは必須。テレビはやや高めにつけられている場合が多いので、ケーブルは最低でも1.5m欲しいところ。
4. マルチツール
僕はレザーマンのフリーP2を愛用している。同じレザーマンのウイングマンでも問題なし。ナイフやはさみ、段ボールオープナー、スクリューやラジオペンチがコンパクトに纏まっている。果物を食べたい時や、パウチを開ける時なんかほんと重宝する。隔離必須ツール。ちなみにまな板は弁当のフタとかで代変えが効くから無くてもそんなに困らない。
5. 速乾系室内着
季節によるけど、綿100%系の衣類は避けた方がいい。匂いも出るし乾きにくい。寒さ対策+匂い+速乾性を考えてモンベルのウール系の肌着と下着がお勧め。Organic BasicsのSilverTechシリーズ(ポリ100%)も悪くない選択。
6. 衣類
季節と場所によって違いがあるけど、日本ほどエアコンは効かないと考えていい。北部か南部からでも違うけど、セントラルヒーターが効かない南部で寒い季節は結構キツイ。手足が特に冷えるから夏以外の季節で渡航するならウール系のルームソックスは必須。かさ張らないからウルトラライトダウンとダウンブランケットなんかも忍ばせとくと◎。
7. 速乾系タオル
ランクの高いホテルに当たれば2-3日に一回タオルを支給してもらえる。僕は今回スーパーローカルホテルに当たってしまった。万が一をかねてモンベルの速乾スポーツタオルを一枚入れておけば安心だ。
8. 固形石鹸
これもホテルによるけど、今回のホテルは石鹸支給はなかった。固形石鹸は身体も洗えるし、洋服も洗えるから荷物を減らしたい人には必須アイテム。僕は重曹石鹸を愛用している。
9. ビタミンD
隔離中で最も怖い事の一つが風邪を引くこと。ビタミンDは免疫を強める作用がある。今年の冬はビタミンDの効果を実感している。ちなみに僕は一日5000IUほど摂取している。ほとんどが羊毛製だからそこそこ有名な会社を選んでおけばオーケー。
Vital Nutrients Vitamin D3【Amazon】
10. 枕
枕を持っていく強者はそう多くない。その理由はかさ張るから。面倒くさいけど枕がもたらす恩恵は大きい。気にならない人は持っていかなくていいけど。洗える清潔さが気に入ってブレインスリーパーを愛用中。
11. 食器類
衛生に気を使うか、どれくらいのレベルのホテルに当たるかで変わってくる。僕はホテルのカップを使いたくないからスノーピークのチタンダブルウォールマグ、同じく同社のお箸にスプーンとフォークを持って来た。今回シェラカップを忘れたのが痛い。チタンは軽くて場所も取らないからお勧め。
スノーピーク スタッキングマグ 雪峰 H300【Amazon】
12. 調理器具
僕はタオバオで電気クッカーを購入。1200円くらい。中国経験組みは現地購入でいいかと。安いし電圧なんかも気にしなくていい。初渡航組みはヤザワのクッカーがお勧め。衛生に気を使う人は持ってくる事をお勧めする。ホテルが外れだとケトルがなかったり、汚くて使う気が失せるって状況に直面するから。
YAZAWA ホテルで調理ができるトラベルマルチクッカー【Amazon】
13. スポンジと食器洗い洗剤
中国経験済みは基本なんでも変えるから持っていかなくてもいいけど、初体験組みはあった方がいい。ホテルで使うモノは全て洗って使用して欲しい。ケトルなんかも汚いし。
14. 浄水シャワーヘッド
以外と場所も取らないし、浄水器より実用的。気持ちよくお風呂に入れるし、浄水器替わりに食器やフルーツを洗ったりも出来る。今回は時間がなくて安い韓国製。SANEIのシャワーヘッドは自宅で使ってるけどコスパは悪くない。
15. サンダル・ルームシューズ
ホテル生活の主軸。スリッパタイプのサンダルは必須。夏場の場合はシャワーで一緒に洗えてすぐ乾くタイプが清潔。冬場は足下の冷え防止で冬用のルームシューズを持って行って欲しい。中国経験組みは無くてもすぐ購入可能。
16. 食品類
どれくらい食にこだわるかで変わってくる。広州は弁当が口に合う場合が多い。青島や大連は正直不味い。共通点は米もしくは味のない饅頭が付いてくる事。食が気になる人はその点を考慮してレトルト系を準備して持って言ってもいいかもしれない。都市によるけど2021年5月現在ほとんどの場所で調理済みの食品はデリバリー禁止。茅乃舎の味噌汁はあると心が癒される。
参照茅乃舎公式サイト
17. 酒類
基本的にデリバリーでも酒類は禁止。唯一の方法はスーツケース輸送か免税店で買ってくるかの二択。気晴らしに飲みたい人は事前に準備が必要。
18. お茶・コーヒー系
気晴らしにあると嬉しい。今回はルピシアで大量に購入して持っていった。匂いは結構癒される。冬場だったら生姜系のお茶を持っていくと心も身体も温まる。
番外編:運動器具
必須ではないけど精神を保つ上でも役に立つ。お勧めはTRXサスペンション。色んな部位を鍛えられるし、場所を取らない。しかもそんなにかさ張らないから旅行にはうってつけ。ちなみにヨガマットを敷くスペースは皆無。スイートが空いていれば別だけど。
僕が役立ったと思ったモノはこんな感じ。後はそれぞれ自分の趣味にあった時間潰しのグッズだったり、お菓子だったりを持っていけばいいかな。渡航経験組みは基本なんでも買えるからあんまり恐れなくていい。快適に過ごす最大のポイントはインターネット。VPNはある意味で生命線と言えるかもしれない。
余談だけど、夫婦で渡航した場合特殊な理由がない限りは一人一部屋。どうしても一緒がいい人は、日本で医者なんかに診断書を書いてもらって下さい。正当な理由があれば一緒にしてくれるらしい。