中国に来て、早いもので4年が経った。
今思い返せば、来たばかりの時は無知だった故に色んな失敗をしたり、無駄な事をしていた。
恥ずかしや。
そんな右も左も分からなかった自分を思い返してみて、中国に持ってくれば良かったと思うモノ、持ってきて良かったモノをリストアップして紹介したい。赴任前や駐在妻になる予定の人、留学予定の人の参考になれば嬉しい。
1. iPhone(SIMフリー)
中国では携帯は生命線。携帯が使えないと、支払い、連絡、現在地の確認、翻訳とあらゆる面で支障をきたす。僕が最初に中国に来た時に1番困ったのが携帯。キャリア契約のiPhoneを使っていたので、下駄と呼ばれるキャリアロックを回避するチップを使ったが電波が安定せず。
仕方なくシャオミ(小米)4を購入。既にアップルストアで中国語辞書を購入していたのAndroidで使えず不便極まりない。仕方なくタオバオで怪しいiPhone5Cを購入して落ち着く。中国は直営店は日本より高いし、タオバオは中身を入れ替えた「翻新」,「刷新」と呼ばれる邪悪なiPhoneで溢れかえっているので、心配な人は中国に来る前に日本で買ってきて下さい。
2. お薬
風邪薬・抗アレルギー剤
僕と周りにいる友人の経験上、中国に駐在に来た8割近くの日本人が風邪をひく。気候や水、食事やストレス等色んな要素が絡んでいる。そんな時に中国の薬を飲めば割りと早く治る。日本の薬より遥かに強力だ。しかし個人的には抗生物質大国、中国の薬を出来る限り飲みたくない。
半年の滞在であれば、3週間分くらい、少し多めの薬の携帯をオススメする。抗生物質、抗ウイルス薬、頭痛薬辺りは必須だ。後はビタミンCの錠剤も多めに持って行く良い。回復が早い。
[amazonjs asin=”B0020R6TEW” locale=”JP” tmpl=”Small” title=”アサヒグループ食品 ディアナチュラ ビタミンC 60日分(120粒)”]花粉症やハウスダストに弱い人は抗アレルギー薬は日本から持っていって欲しい。市販薬はコスパが悪いので、医者に見てもらって事情を話せば多めに処方してもらえる筈だ。
かゆみ止め
そうそう、中国の蚊は強い。体が慣れればあまり腫れなくなるが、僕は中国最初の年に最も苦痛だったのは蚊の猛襲だ。普通のウナコーワはあまり効果がない。ステロイドが入った強力なかゆみ止めがあると助かる。現在使用中なのはこれ。
[amazonjs asin=”B00JK36BBA” locale=”JP” tmpl=”Small” title=”【指定第2類医薬品】ウナコーワエースL 30mL ※セルフメディケーション税制対象商品”]人によって食事によりお腹を壊すことは日常茶飯事かもしれない。薬で対処仕切れないので、外食を避けて自炊することをオススメする。気になる人は下痢止めを持って行ってもいいかもしれない。僕は何度も腹を壊しているが、下痢止めは飲まない派。整腸剤の方が長期的にはいいかもしれない。
3. サランラップケース
もちろんサランラップは中国でも普及している。しかし、使う時にいつもいらいらするのは日本みたいに切れる刃が付いていないこと。少し水が付くとケースがふにゃふにゃになって使い物にならなくなる。以外に思うかもしれないが、重宝している道具の一つ。嫁のオススメ。
こっちの無印でも購入可能だが日本に較べて2倍近い値段を出すことになる。
4. 浄水器
これは基本かもしれない。来た当初は浄水した水が入った大きなボトルを届けて貰っていた。いわゆるウォーターサーバーだ。
しかし、後に中国人にウォーターサーバーにまつわる話を聞いて即刻使用を中止した。
真実か否かは別にしても知らない人が浄水した水は基本的に信じない方がいい。言われてい見れば、知識層の人たちで大きなボトルで水を買っている人に会った事は殆ど無い。ミネラルウォーターを買っているか、浄水器を使っているかだ。
僕は色々調べた挙句、マルチピュアというアメリカの浄水器を使用している。中国の蛇口にもしっかりフィトしているし、浄水性能、大きさなど、満足している。高価だが水は毎日使うし、10年保証が付いているので必要経費として割り切っている。既に中国にいる人は、シャオミ(小米)の浄水器がオススメだ。
肌が弱い人は、シャワーに付ける浄水器を持っていく事を検討して欲しい。これでかゆみや皮膚のピリピリが解消したって友人は何人かいる。
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自炊しない人は飛ばして下さい。
中国の包丁は切れない。これは間違いない。叩き切る感じ。地元の文化や風習にあって道具も現在の形になっている。中華料理をメインとしなければ、三徳もしくは牛刀が一本あるだけでだいぶ違う。包丁は好みになるが、刃渡り150−180mmの牛刀一本あれば基本的になんでも出来る。我が家はグローバルを愛用中。良く切れる。
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6. 歯磨き粉・歯ブラシ
メディアによって植え付けられた恐怖心故か、口に入れるモノには敏感だ。歯磨き粉も歯ブラシも中国で売っているが、正直信じられない。最低でも1日3回口に入れて使うモノだから背景の分からない会社の歯磨き粉を使う事に抵抗を覚える。
そんなにかさばるモノじゃないから日本から持ってくる事をオススメします。
7. 消毒液
場所によるが僕が中国に来た4年前に較べて衛生面はかなり向上している。衛生に気を使っている中国人も多い。しかし、お腹の弱い人や、衛生が気になる人は携帯の消毒ジェルを持っていく事をオススメします。外食する時には、お箸もしくはフォークやナイフを消毒する事を忘れずに。
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農薬に関する報道を見ると背筋が凍る。皮を取って食べる野菜や果物は100歩譲っていいとしても、皮を取らないもしくは取れない野菜や果物は野菜洗浄剤を使って農薬を落としてから使ってほしい。日本とは農薬等に関する基準や管理が違う。
基本的に海外で野菜洗浄剤と呼ばれているモノは重曹だが、日本はこんなエコな商品もある。
9. 中国語辞書アプリ
中国に来て4年経つが、未だにお世話になっている中国語辞書アプリ。
価値観によるのでなんとも言えない所があるが、辞書は大手出版社が発売しているモノを買った方がいい。この点は中国語に限らない。監修者の名前が明らかになっているし、言葉の定義も正しい情報に基いて調べられている。少し高いけど、使う頻度の高さからしてすぐに元は取れるはずだ。
最初は小学館の日中辞典を使っていたが、アプリが重い事と、ビッグローブからも同じ辞書が発売されていたりしたので、今は超級クラウンを愛用中。アプリの性能は文句なし。しかも見出し語は小学館よりも多い。
以上、中国生活で役に立つモノ9選なり。
そうそう、中国では知識とお金があれば基本的にはなんでも購入だ。なんでも。